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いつまでも元気でいて欲しいけれど、年々気になる親の健康。
もし親が病気やケガで倒れてしまったら。
そのあと介護が必要になったとしたら。
考えたくないけれど、考えておいた方がいいのかも。
今回は介護施設に焦点を当てて説明します。
親の介護が必要になった!まずはどうすればいいの?
介護が必要になったと言っても、程度は様々です。入院している場合は、その病院のソーシャルワーカーに相談しましょう。介護の程度や経済状況、家族の介護参加の程度など、いろいろな方向から考え、提案してくれます。
入院したわけではないけれど、介護が必要になりそうなとき、不安を感じたときなどは、各市町村の地域包括支援センターに相談してみましょう。介護度の要介護認定の申請や介護サービスについても詳しく説明してもらえます。
介護施設には種類がこんなにもある!施設の種類とかかる費用
介護施設には運営主体、目的、入居条件などにより様々な種類があります。
主に要介護状態の方を対象にした施設
民間施設
- 介護付有料老人ホーム
介護が必要になったときにホームのスタッフがサービスを提供する施設です。食事、清掃、洗濯、入浴・排泄介助、リハビリなどが入居者の状態に合わせて提供されます。費用は入居金と月額利用料がかかり、収入によって1〜3割の自己負担額になります。
- 住宅型有料老人ホーム
食事、清掃、洗濯などのサービスや健康管理、レクリエーションなどが受けられます。介護が必要になった場合は、入居者個人が在宅サービス事業所と契約をして介護サービスを受けます。費用は入居金と月額利用料がかかり、介護度の限度額までは1〜3割負担、それを超えると10割負担になります。
- グループホーム
要支援2以上で、原則65歳以上の認知症高齢者で、施設がある自治体に住民票を持つ方が入居できる施設です。重介護や医療ケアが必要になった場合は退去しなければならないことがあります。費用は月額料金に加え、初期費用として入居金や保証金が数十万円程度必要な場合があります。
公的施設
- 特別養護老人ホーム
入居基準は、要介護3以上です。認知症の方の受け入れも可能です。待機者が非常に多く、地域によっては、入居に数ヶ月から数年かかる場合もあります。費用は月額で、10〜15万円前後かかります。
- 介護老人保健施設
退院後すぐの在宅生活が難しい要介護1以上の方を対象に在宅復帰を目指す介護保険施設です。入居期間は原則3〜6ヶ月です。身体介護のほかに、専門スタッフによる医療的管理やリハビリが提供されます。費用は4人部屋で9〜12万円前後かかります。
- 介護療養型医療施設
医学的管理が必要な要介護1以上の方を対象とした介護保険施設です。入居者100人に対して3人の医師が配置される医療機関で、痰吸引、カテーテル、経鼻経管栄養といった医療ケアが可能です。費用は月額で9〜17万円前後かかります。
主に自立状態の方を対象にした施設
民間施設
- サービス付高齢者住宅
有資格者の相談員が常駐し、安否確認と生活相談サービスが受けられます。60歳以上の方が入居でき、独居や夫婦2人暮らしが不安な自立〜軽介護度の方に適しています。費用は立地条件等で大きく異なります。
- シニア向け分譲マンション
高齢者を対象にした分譲マンションで、所有権を有します。このため、身体状況によって退去させられることはありませんが、重介護になった場合は転居を要することがあります。
公的施設
- 軽費老人ホーム
自立した生活に不安があり、身寄りのない高齢者が、自治体の助成により低価格で入居できる施設です。60歳以上で、身の回りに世話ができ、月収34万円以下などの要件があります。
- ケアハウス
要件は、軽費老人ホームとほぼ同じですが、所得制限はなく、代わりに入居費や家賃が微収されます。
まとめ
徐々に衰えていく場合もあれば、急に介護が必要になる場合もあります。落ち込んだり、焦ってしまったりするかもしれないので、あらかじめ「もしも」のときについて考えておくことは大切です。
ただし、自分たちだけの考えで進められるものではありません。日頃から少しずつ、親と「もしも」のことについて話をしておきましょう。
介護は予想通りにいかないことの方が多いです。準備はしておいて、そのときがきたら、状況に合わせてベストの方法を取るようにしていくことが大切です。
一人で抱え込まず、専門スタッフ相談しながら進めていってください。